自宅でPCに向かう時間がなかなかとれず、通勤時に漫画を読むことが唯一の娯楽に近いここのところでした。片っ端から目についたものを読む乱読に近い状態ですが、これは久々の大ヒット。
伏線や謎の多い漫画は好きです。しかし、謎めかすだけで回収しない漫画(浦沢とか)が嫌いですし、逆にすべて説明しているとスピード感が失われます。この辺りのバランスがとてもよく、陳腐になりがちな設定なのにリアリティが保たれています。ハードボイルドな名台詞も多く私好み。おすすめです。
公式サイトはこちら。
今年こそは長男を連れていこうと思っていた。引越しで遠くなってしまったがなんとか行ってこれた。うん、子連れでも行けるじゃん。子供都合で朝一にしたが、誘っておいた夜型の某夫妻は寝過ごしたようで、かえって悪いことをした。ごめんなさい、子守りは朝から行動が基本なのですよ。。つきあいいただいたS氏(長男と30歳違い)も子守りモードでドタバタしてもうしわけないが、手をつないでまんざらでもなさそうな姿はなかなかラブリーでしたよ。
さて、入り口すぐの"Fake it! "でつかみはオッケー。長男の感想は「なんじゃこりゃー!」。
その後、話題のNemo Observatorium。吹雪の中にいる体験、ということだけど、長男は遠目にずっと見て中に入るのは怖いと拒否。そのわりには見続けていた。サインポール好きの彼にはたまらないものがあるのか。
S氏の発見したベアリンググロッケンIIが彼にとってのベストヒットだったようだ。結局会場には2時間も居なかったが、うち30分以上はここから動かなかった。ベアリングの玉が鉄琴をミニマルに奏でるだけといえばそれまでなのだが、NSK製作というあたりが本気度満載。玉は十分バッファされてるので待ち時間なくできるはずなのだけどあえて待ち時間を作ったという心意気もよし。時々失敗するのが最高によい。
私が気にいったのは「日々の音色」かな。ウェブカメラ画像を組み合わせて作った映像。手間かかってる。そしてラブい。
いまどきはYoutubeのおかげで何でも自宅でリプレイできるのだけど、やっぱデバイス重視な類のものはライブ感が重要で、また、一定の視点で選ばれたものが一箇所に集まっている手っ取り早さは素敵と思う。全般にキャッチーさをけっして忘れない選定基準には好感がもてる。今後も通うことになるだろう。テクノロジーは無駄に使ってなんぼだと思う。
けっきょく長男とだと数点しかゆっくり見れなかったが、主賓である彼が楽しんでくれたようなのでなにより。また行こうな!
めちゃくちゃ久しぶりの日記更新。最近はFacebookばかり更新していますが、まとまった分量のメモだし役に立つ人もいるかもということでこちらに。
Logic Pro 10.6のLiveLoopsという機能は、サンプル素材をリアルタイムで切り替えるAbleton liveもどきの機能です。リアルタイム録音にも対応しているのでルーパーっぽく使えます。公式のコントローラはiPadとNovationのLaunchpadのようですが、私は指ドラム目的で買ったiRig Padsしか持っていないので、これでLiveLoopsを制御することにしました。
設定がかなり大変だったのでメモとして残しておきます。Logicのバージョンは10.6.1です。
iRig PADSのレイアウトアサインはスペカンさんの動画が詳しいです。専用ツールはMojaveぐらいまでしか動かないので、マカーの人は本体の機能でアサインするしかありません。
今回は下記のようにアサインしました。指ドラムでは低い音域をよく使うので、ぶつからないように上のほうのノートに割り当てました。midiノートのノートナンバー(16進数)で記述しています。
78 79 7A 7B
74 75 76 77
70 71 72 73
6C 6D 6E 6F
ノートナンバー6C〜7Bは音名でいうとC7〜D#8になります。とくにこの通りじゃなくて良いですが、設定はメモっておきましょう。
最低限、下記の3つが外部から制御できれば、ルーパー風の生演奏ができるので、それを目指します。(こんなに苦労するならもうマウスでいいよ・・という気持ちになりましたが、ぐっとこらえて設定します)
「トラックを選択する」が難関で、これをやるには他のコントローラのアサインからコピペで持ってくるしかないようです。他の方法をご存知な方は教えてください。
まず[Logic Pro]-[コントロールサーフェス]-[設定]を選びます。そして[新規]-[インストール]で、例えばNovationのLaunchpadを選択し、「追加」を押します。
次に[Logic Pro]-[コントロールサーフェス]-[設定]-[コントローラアサインメント]を開きます。「エキスパート表示」を選ぶと、「ゾーン」のところに
の4つが追加されていると思います。さきほどLaunchpadを選択したタイミングでこれらが追加されます。今回はiRig Pads向けの設定を作りたいので、ゾーンの「+」を押して適当な名前(iRig Padsなど)のゾーンを新規作成します。
①トラックを選択するのは
Grid Overlay / Track Select Pressed / Pad Row 1 Col8 :選択
というコントロールです。これを先程作ったiRig Padsのゾーンにコピーします。⌘C-⌘Vでコピペできます。Row 1-8までありますので制御したいトラック数だけコピーします。私の場合は Row 1-8 をコピーしました。
②セルを選択するのは、
Grid / Session / Pad Row 1 Col 1 : Live Loopsセル
とかかれたコントロールです。これも同様にiRig Padsのゾーンにコピーします。私の場合は Row 1-8/Col 1 をコピーしました。
③シーン(列)を選択するのは、
Grid / Session / Col 1 : Live Loopsシーン
とかかれたコントロールです。これも同様にiRig Padsのゾーンにコピーします。私の場合は Col 1-8 をコピーしました。
ここまでコピーが終わったらLaunchpad 用のゾーンは全部消しておいたほうがトラブルは少ないと思います。
次にコピー済のiRig Padsゾーンを編集していきます。
①トラック選択については、チャネルストリップ:の項目を「インデックス」に変更します。そしてMIDIインプットメッセージの「値を変更」のところに、
90 MIDIノート番号(16進) Lo7
と入力します。たとえば左上のパッドはノート番号78に設定されているので
90 78 Lo7
と入力します。これで、左上のパッドが、チャネルストリップ:インデックスのところに書かれている数字のトラック番号の選択に割り当てられました。この要領で必要な数だけ割り振っていきます。
②セル選択についても同様に、インデックスとMIDIノートナンバーを選択していきます。私はセル選択にトラック選択と同じMIDIノートナンバーを割り当てました。こうすることで、同じパッドを2回叩くと、トラックを選択してそのトラックの左端のセルが選ばれます。注意としては、トラック選択とセル選択の両方が一気に有効になる場合がたまにあるので、録音開始の1小節前で押すのがいいと思います。トラックを録音可能にしておくと録音が開始しますし、そうでなければそのセルの再生をトリガすることになります。
③シーン(列)選択については、MIDIノートナンバー設定ぐらいでしょうか。同じ要領でアサインしていけます。
以上でコントロールサーフェスの設定は終わりですが、恐ろしいことにこれを個別に保存しておく方法がないようです(システムで一括保存はされる)。そして、誤って他のコントロールサーフェスの設定などを呼び出してしまうと、今回設定した内容はあっさり消えます。どうもLogicのSDKにまで手を出せばこのあたり専用の設定を作れるようですが、そこまでやる気も起きないので、気をつけるしかなさそうです。
以上の要領で、iRig PadsからLiveLoopsをコントロールできます。
私もLiveLoopsでリアルタイム録音つきのパフォーマンスをやってみましたが、いろいろとわからないところがまだあります。自分がハマったところとその回避策をメモっておきます。どうも素材を再生する使い方が基本で、リアルタイム録音はまだまだなのかなと思いました。